X-MENフューチャー&パストを見る前に!まとめ&映画レビュー

今回ご紹介する映画について

映画 X-MEN フューチャー&パスト ポスター 2 約90x60cm X-Men: Days of Future Past ウルヴァリン  【並行輸入品】

今回ご紹介する映画は「X-MENフューチャー&パスト」です。シリーズの集大成とも言える今作は非常に注目が高いです。総製作費250億円とも言われており、世界119カ国全てでオープニング成績初登場NO.1を獲得しています。また、全世界興行収入はたった10日でなんと5億ドル(500億円)を突破しています。*1

当サイトでは、まだX-MENシリーズを見たことない方へ簡単に今までのシリーズについての説明、X-MENシリーズをすでにご覧の方には映画の見所をご紹介したいと思います。

字幕版か、吹き替え版か、3Dか。

考える人 お香立て AR-1391

今作は、字幕版、吹き替え版があります。賛否両論ありますが、私としては字幕版をおすすめします。声優の違和感で作品にのめり込めなくなる事がなりにくいと思われるためです。しかし、目が悪くて字幕は見えづらいなどの特別な理由がある方は吹き替え版でも良いと思います

3Dか2Dかはお好きな方で良いでしょう。3D表現のためと思われる派手な画面の動きなどが各所に見られたので、3Dで見ると迫力はあると思います。しかし、目が疲れてしまったり集中できないこともあります。私は2Dの字幕版を見ました。

お得に映画を見るには?

さて、映画を見に行くのを決めたら映画館に行きたい所ですが、ちょっと待った!
映画館でチケットを買うと高いです。駅周辺にある金券屋やチケットショップでムビチケカードを買って映画館へ行けば1400円ほどで見られるのでお得です。(注:2Dです

購入時の注意点ですが、ご利用する予定の映画館がムビチケに対応していない場合がありますので、購入時にお店で聞きましょう。

今までのシリーズ

もう今までのシリーズは見たから解説を飛ばしたいという方は→予告映像へ

今までのシリーズをご覧になってない方でも比較的楽しめる内容にはなっていると思いますが、所々わからない言葉などがでてくる場合もあります。時間に余裕があれば今までのシリーズを見てから映画館に行くことをおすすめします。

また、X-MENフューチャー&パストを記念してすごいお得なセットが発売されています。

X-MEN ブルーレイBOX(4枚組)『X-MEN:フューチャー&パスト』劇場公開記念(初回生産限定) [Blu-ray]

X-MEN ブルーレイBOX(4枚組)

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なんと、今作のX-MENフューチャー&パストに関係あるシリーズがこのセットにすべて入ってます。


  • X-MEN:ファースト・ジェネレーション
  • X-MEN
  • X-MEN2
  • X-MEN:ファイナル ディシジョン

上記の4枚組です。 一気にシリーズを見たい方やコレクションしたい方におすすめです。

今までのシリーズを見るお時間のない方へ

ざっくりとですが、シリーズ別の流れを解説しようと思います。ネタバレ注意!
セットを購入して自分で見るから解説はいらないという方は→予告映像へ

X-MEN

X-MEN [Blu-ray]監督:ブライアン・シンガー 公開日:2000年
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概略:DNAの突然変異により超人的なパワーを得たミュータントは人間からの迫害を受けていた。そのため、ミュータントであるマグニートーは人間をミュータントにしてしまうことを計画する。一方、人類との共存を目指すプロフェッサーX率いるミュータント集団X-MENは計画を知り、マグニートーの計画を阻止するために戦う。

このシリーズの大きなポイントは少数差別との戦いです。ミュータントという少数集団の差別を映画でとりあげることによって現実社会での人種差別を示しているのではないかと考えられます。

重要ポイント:少数差別との戦い。

X-MEN2

X-MEN2 [Blu-ray]監督:ブライアン・シンガー 公開日:2003年
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概略:マグニートーによる人類抹殺計画を防いだX-MEN。しかし、新たな能力者によって更なる戦いが勃発する。また、ミュータントへの生体実験が噂される大富豪、ストライカーがミュータント登録法案の実現のために、 ミュータント討伐を行う。

今作ではプロフェッサーXが捕まってしまいます。そのため、マグニートーは敵対していたはずのX-MENと手を組み事を考えます。実はマグニートーは、ただ人間を殺したいのではなく、純粋にミュータント仲間を守りたいだけなのではないでしょうか?

重要ポイント:父親と息子の物語。少数差別の実態が描かれている。

X-MEN:ファイナル ディシジョン

X-MEN:ファイナル ディシジョン [Blu-ray]監督:ブレット・ラトナー 公開日:2006年
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概略:「ミュータントは病」と主張をする天才科学者が、ミュータントの能力を消去するキュアを開発する。ミュータントのまま生きるか、それとも人間になるか。究極の選択を迫られるミュータント。マグニートーが率いるブラザーフットは、キュアの根絶のため、キュア開発の重要な役目であるミュータント、「リーチ」を探す。

ミュータントの能力を打ち消す薬「キュア」によって人間になるか、ミュータントのまま生きるか、様々な葛藤の中で生きるミュータントたちが描かれています。

重要ポイント:ミュータント治療薬で少数派を弾圧する人間と、抗うミュータント達

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

ウルヴァリン:X-MEN ZERO [Blu-ray]
監督:ギャヴィン・フッド 公開日:2009年
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概略:少年時代に能力が覚醒したローガンは、覚醒後、人としての喜びを捨てて、様々な戦争に関わってきた。だが、ケイラという女性と出会い、初めて人間としての喜びを感じる。しかし、ある日突然彼女は殺されてしまう。ローガンの兄ビクターによって。兄を倒し、復讐するためにローガンは超金属アダマンチウムによる改造手術を受けて、ウルヴァリンという人間兵器に生まれ変わる。

ウルヴァリンの特徴とも言えるアダマンチウム製の爪。この爪がどのように作られたのか。ウルヴァリンがどのように生まれたのか。ウルヴァリンの過去の記憶や復讐についての物語です。

重要ポイント:ウルヴァリンの過去を描く。裏切り、陰謀、復讐の物語。

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

X-MEN:ファースト・ジェネレーション [Blu-ray]監督:マシュー・ヴォーン 公開日:2011年
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概略:テレパシーの能力を持つ青年、チャールズと金属を操る能力を持つエリックが出会う。ミュータントとして人類と戦うか、共存を選ぶか意見が食い違う二人だが、友情を深めていき世界各地のミュータントを仲間として集めていく。しかし、過酷な運命によって彼らの友情は割かれて人類との共存を目指すチャールズと支配を目指すマグニートーとして正反対の道への歩んで行く。

XMEN結成の秘密が明らかになります。X-MENシリーズのすべてのはじまりです。

重要ポイント:X-MEN結成の秘密やミュータントと人間の戦いの始まり。

番外編 ウルヴァリン: SAMURAI

ウルヴァリン:SAMURAI 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]監督:ジェームズ・マンゴールド 公開日:2013年
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シリーズの本編にはあまり繋がりはない、番外編ともいえる「SAMURAI」です。番外編と言ってもクオリティが低いわけではなく、日本で撮影されたウルヴァリンのアクションシーンは圧巻です!スタッフロールの後にシリーズにの本編に繋がる話がありますので、見忘れないように注意しましょう。

さて、過去シリーズをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。イマイチ理解できなかった方は申し訳ないです。
改善点や誤字、脱字などがありましたら、ぜひコメントをお願い致します。

予告映像

日本語の予告映像です。

英語版のフル予告映像です。

あらすじ

予告映像をご覧いただければ、ご理解いただけると思いますが、一応説明します。

近未来では、「センチネル」と呼ばれているロボット軍隊が、ミュータント達や協力する人間を討伐していた。ミュータントたちはあらゆる能力に万能なセンチネルとの戦いに苦戦しており、この戦いを終わらせるべく、キティ・プライドの能力でウルヴァリンの精神を過去に送りセンチネルが生まれてしまう歴史を変えようと奮闘する。

X-MENはただのアクション映画ではない

X-MENは実はただのアクション映画という訳ではないんです。特に、現実の差別について描いた映画です。シリーズを通して見ると非常に差別を意識していることが良くわかります。

特に意識していると思われるのが、人種差別です。
映画の中でも人間とミュータントが対立している構造になっていますが、これはアメリカで起きていた黒人差別問題を意識していると考えられます。

映画を楽しくみると同時に映画を通して差別問題について考えるきっかけとなれば良いと思います。

プロフェッサーXとマグニートーの関係

こちらの内容はあくまで、私の考えた推測となります。ご理解してお読みください。

X-MENシリーズではプロフェッサーXは話し合いで解決できるという意見を持っています。一方のマグニートーは暴力には暴力で対抗するという意見を持っています。

この両名の関係はキング牧師とマルコムXを意識しているのではないでしょうか。

ラスト・リクエスト~キング牧師に捧ぐ

キング牧師はアフリカ系アメリカ人の公民権運動の指導者です。平和的解決を求めるプロフッサーXと共通点があると考えられます。

マルコムX

マルコムXは差別をなくすには、暴力的な手段も必要であると主張しています。マグニートーと共通点があると考えられます。

つまり、X-MENでのプロフェッサーXとマグニートーの関係は、差別のために戦うキング牧師とマルコムXの関係を表しているのではないでしょうか。

ピーター・ディンクレイジの悪役の魅力

ピーター・ディンクレイジさんは小人病で身長が135cmの俳優です。しかし、体が小さくても存在感はバッチリです。

trask_img引用 http://www.trask-industries.com/#/about

映画内では、トラスク・インダストリーズという会社でミュータントに対抗するロボット兵器「センチネル」を開発しているボリバー・トラスクという科学者を演じています。

ある意味純粋に「人間」を助けようとした科学者であるボリバー・トラスクの演技は非常に良かったです。言葉では説明できないこの思いを是非映画で感じて欲しいです。

X-MENに立ちはだかる「センチネル」

今回当サイトではトラスク・インダストリーズから「センチネル」の極秘資料を入手しましたので、ご紹介します!!

Sentinel_head引用 http://www.trask-industries.com/#/innovation

上記画像がセンチネルの頭部です。非常に特徴的な姿をしています。

センチネルの詳細情報

高さ

約5.49m(18フィート)

重さ

約2214kg(4880ポンド)

武装

デュアルトラスク873Kエネルギーブラスター

推進

G302-TI-99×2

最高速度

約1102km(マッハ0.9)

最高高度

約1万3716m(45000+ FT)

 

Sentinel_MDD引用 http://www.trask-industries.com/#/innovation

こちらがセンチネルの心臓部に搭載されているミュータント検出装置です。この装置によってミュータントと人間を識別し、ミュータントが近くにいるほど赤いバーが増えていきます。この装置によってミュータントを識別後、センチネルが起動して動作します。

まとめ

・評価者:・紹介物:X-MENフューチャー&パスト
・話題度:★★★★★

シリーズの集大成とも言える今作は非常に注目度が高いです。総製作費250億円とも言われており、迫力ある映像が楽しめます。X-MENシリーズのファンの方には特におすすめです!X-MENシリーズをご覧になったことない方は、ぜひ前作をおさらいしてから見ると更に楽しむことができると考えられます。

参考文献

*1 最新情報 X-MENフューチャー&パスト オフィシャルサイト
*2 トラスク・インダストリーズ公式サイト(英語)


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